Saturday, May 10, 2008

photographers' gallery press no.7

発売して間もない『photographers' gallery press no.7』に「報道と前衛−戦時下の瀧口修造」(51-61頁)を書きました。書いているとき、瀧口が1939年をピークとするわずか数年間に遺した、凄まじい数の写真に関する論文・エッセー・翻訳的紹介に圧倒されました。しかもどれも書き流してはいない。写真というものが何よりも増して、価値とか希望に結びいていたのかもしれません。今回の「press」は写真史家のジェフリー・バッチェンを特集するなど、とても読みごたえのある記事が多いのですが、忘れてはならないのは、フォトグラファーズ・ギャラリーのメンバーの写真家たち、高橋万里子、笹岡啓子、王子直紀、大友真志のグラビア頁です。見事なものだと思いました。

『photographers' gallery press no.7』の詳細は次のHPから。
http://www.pg-web.net/