ホンマタカシさん、タカザワケンジさんをお招きして、明日から開催される佐原宏臣写真展でトークセッションを行うことになりました。会期の最終日の撤収前です。
トーク・イベント「今日の写真2010@佐原宏臣写真展」
佐原宏臣×ホンマタカシ×倉石信乃 司会タカザワケンジ
日時 6月12日(土)16:00〜17:00
場所 表参道画廊
〒150-0001東京都渋谷区神宮前4-17-3アーク・アトリウムB-02
tel+fax 03-5775-2469
入場無料
※佐原宏臣写真展「何らかの煙の影響」6月1日(月)〜12日(土)
12:00〜19:00(最終日は17:00まで)日曜休。
※トーク終了後、展覧会は終了となります。
http://www.omotesando-garo.com/link.10/sahara.html
Sunday, May 30, 2010
Saturday, May 29, 2010
ImasiAsia 想像亞洲2010夏天的計画
6月1日(火)〜3日(木)、ディジタルコンテンツ系では、台北で国立政治大学(NCCU)コミュニケーション学部との共同ワークショップと、それに伴う講演・発表を行います。
http://comm.nccu.edu.tw/post/508
中には旧台湾神社(現・圓山大飯店)へ向かうかつての表参道(中山北路)を両大学の院生が取材するなどの企画も。
http://comm.nccu.edu.tw/post/508
中には旧台湾神社(現・圓山大飯店)へ向かうかつての表参道(中山北路)を両大学の院生が取材するなどの企画も。
Thursday, May 27, 2010
pg press no.9 特集 写真のシアトリカリティ2
刊行間もないpg press no.9に寄稿しています。
「リアリズムの線−土門拳の戦後」、『photographers' gallery press』 no. 9、2010年5月、83-99頁。
「写真のシアトリカリティ−「北島敬三1975-1991」展関連トーク」(林道郎、北島敬三、前田恭二と)、同書、70-82頁。
今号もマイケル・フリードへのインタヴューをはじめ、読んでいてとても刺激になる記事が並んだ。ここから考え始めることのできることはいくつもある。フリードについては、独特の強引な概念の形成と具体的な作品への評価(趣味判断)のずれや摩擦のようなものに、いつも疑問を感じつつ同時に強く惹かれる。「これらの用語−被視性、隔離世界性、その他を含めて−すべて、言うべきことを表現する方法を見つけようとする過程で生み出していく、発明や即興のようなものなのです」。
http://www.pg-web.net/
photographers' gallery press no. 9
特集:写真のシアトリカリティ2
[インタビュー]
コンテンポラリー・フォトグラフィーと反演劇性の伝統
──マイケル・フリードに聞く 聞き手:甲斐義明
林道郎 マイケル・フリード『なぜ写真はいま、かつ
てないほど美術として重要なのか』について
の覚書
倉石信乃+林道郎+北島敬三+前田恭二
写真のシアトリカリティ
──「北島敬三1975-1991」展関連トーク
前川修 シャーカフスキーのもうひとつのモダニズム
──ヴァナキュラー写真の形態学へ向けて
橋本一径 パスポート写真論
小原真史 「北方」の写真師たち
──『photographers' gallery press no. 8』に寄せて
[インタビュー]
「有用」な写真
──エリック・ケッセルス(ケッセルスクライマ─)に聞く 米田拓朗(本誌編集部)
飯沢耕太郎 ケッセルスクライマー効果──デジタル時代を軽やかに渡り歩く
「リアリズムの線−土門拳の戦後」、『photographers' gallery press』 no. 9、2010年5月、83-99頁。
「写真のシアトリカリティ−「北島敬三1975-1991」展関連トーク」(林道郎、北島敬三、前田恭二と)、同書、70-82頁。
今号もマイケル・フリードへのインタヴューをはじめ、読んでいてとても刺激になる記事が並んだ。ここから考え始めることのできることはいくつもある。フリードについては、独特の強引な概念の形成と具体的な作品への評価(趣味判断)のずれや摩擦のようなものに、いつも疑問を感じつつ同時に強く惹かれる。「これらの用語−被視性、隔離世界性、その他を含めて−すべて、言うべきことを表現する方法を見つけようとする過程で生み出していく、発明や即興のようなものなのです」。
http://www.pg-web.net/
photographers' gallery press no. 9
特集:写真のシアトリカリティ2
[インタビュー]
コンテンポラリー・フォトグラフィーと反演劇性の伝統
──マイケル・フリードに聞く 聞き手:甲斐義明
林道郎 マイケル・フリード『なぜ写真はいま、かつ
てないほど美術として重要なのか』について
の覚書
倉石信乃+林道郎+北島敬三+前田恭二
写真のシアトリカリティ
──「北島敬三1975-1991」展関連トーク
前川修 シャーカフスキーのもうひとつのモダニズム
──ヴァナキュラー写真の形態学へ向けて
橋本一径 パスポート写真論
小原真史 「北方」の写真師たち
──『photographers' gallery press no. 8』に寄せて
[インタビュー]
「有用」な写真
──エリック・ケッセルス(ケッセルスクライマ─)に聞く 米田拓朗(本誌編集部)
飯沢耕太郎 ケッセルスクライマー効果──デジタル時代を軽やかに渡り歩く
Wednesday, May 26, 2010
フェリックス・ティオリエ、世田谷美術館
5月22日(土)世田谷美術館で開催中のフェリックス・ティオリエ展を見る。とても充実した写真展。コローを敬愛したティオリエの写真はたしかにバルビゾン派を彷彿とさせる絵画的なもの。一方、特に地方の農業と炭鉱の風景とそこに生きる人々の労働を主題にする点、その描き方にも注目する。明確に郷土誌的な資料制作の企図を持つ。同じ19世紀末から20世紀初頭に首都を中心に撮影したアジェと好対照で、この時代のフランス写真についての認識の地図に改訂を促される。リュミエールの顧客だったので、美しいオートクロームも見られる。
ちなみにこの企画は、かつて机を並べて一緒に仕事をした、元同僚の波多野啓子さん(現・はたのファインアーツ代表)の尽力で、粘り強く遺族と交渉するなどして10数年がかりで実現した。けっして派手とはいえない企画が、個人の情熱の集積に支えられつつ、結実していくのを見るのはうれしいことだ。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/
来年にはオルセーで回顧展が予定されているという。図録・広報・会場の文字まわりのデザインは近藤一弥さんで、ティオリエを理解するための見事な助けになっている。
ちなみにこの企画は、かつて机を並べて一緒に仕事をした、元同僚の波多野啓子さん(現・はたのファインアーツ代表)の尽力で、粘り強く遺族と交渉するなどして10数年がかりで実現した。けっして派手とはいえない企画が、個人の情熱の集積に支えられつつ、結実していくのを見るのはうれしいことだ。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/
来年にはオルセーで回顧展が予定されているという。図録・広報・会場の文字まわりのデザインは近藤一弥さんで、ティオリエを理解するための見事な助けになっている。
Thursday, May 20, 2010
今日の写真2010 第6回
「今日の写真2010」、『アサヒカメラ』2010年6月号(183-187頁)。第6回目のゲストはスイスで少部数のZINEの出版を手がけているNieves代表のベンジャミン・サマホルダーさん。Linus Bills、Harmony Korine、Anders Edstrom、黒田光一、森山大道、高橋宗正、永禮賢、KiKi、河井美咲、『通学路』のシリーズの写真集などが話題に。150部のZINEをたくさん作って世界にばらまくという考えが面白い。
http://www.nieves.ch/
http://www.nieves.ch/
Wednesday, May 19, 2010
佐原宏臣写真展 何らかの煙の影響
私の企画した展覧会が月末から始まります。写真月間に併せて開催される、
表参道画廊での企画展で、今年で3回目です。ぜひご高覧下さい。
佐原宏臣写真展「何らかの煙の影響」は、2003年から2009年までの約7年間に亡くなった7人の親族の葬儀とその周辺をていねいに記録したものです。また、伯父の言動に焦点を当てながら、地方で営まれる法事の実際を見つめた、新作の短編映画「sakichi」(2010年、DVD、カラー、35分)を併せて上映します。また展覧会に併せて刊行された以下の出版物に寄稿しています。
佐原宏臣写真展「何らかの煙の影響」
会期=2010年5月31日[日]-6月12日[土]
会場=表参道画廊
企画=倉石信乃(写真評論家・明治大学准教授)
出版物
「親族のいる状態−佐原宏臣の写真と映画」、『佐原宏臣写真展 何らかの煙の影響』小冊子、2010年6月、n.p.
http://www.omotesando-garo.com/link.10/sahara.html
表参道画廊 東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03・5775・2469
E-mail: info@omotesando-garo.com
佐原宏臣(さはら ひろおみ)略歴
1973年 静岡県湖西市生まれ。
1995年 東京造形大学造形学部デザイン学科・写真専攻在学中、写真同人誌『回転』を同級生の森本美絵と刊行(翌96年に4号で休刊)。
1997年 大学を卒業。初めての個展「悲しみの風景 variations on the misery」(卒業制作展・東京造形大学)開催。毎日新聞社出版局クロニクル編集部でアシスタントとなり、『20世紀年表』などの書籍編集に携わる(翌98年まで)。
1998年 アルバム制作会社に営業カメラマンとして就職、主に学校行事を撮影する(2007年まで)。
2000年 個展「何らかの煙の影響」開催(東京・ガレリアQ)
2007年 アルバム制作会社を退職。以後も写真・映像制作を続ける傍ら、写真集の企画・編集や、写真展および映画に関わる広報印刷物のデザイン制作を手がける。
2010年 グループ展「この壁を飾るのは誰、この台上を埋めるのは君」(ビジュアルアーツギャラリー・東京)に参加。個展「何らかの煙の影響」開催(東京・サードディストリクトギャラリー)。現在、東京在住。
表参道画廊での企画展で、今年で3回目です。ぜひご高覧下さい。
佐原宏臣写真展「何らかの煙の影響」は、2003年から2009年までの約7年間に亡くなった7人の親族の葬儀とその周辺をていねいに記録したものです。また、伯父の言動に焦点を当てながら、地方で営まれる法事の実際を見つめた、新作の短編映画「sakichi」(2010年、DVD、カラー、35分)を併せて上映します。また展覧会に併せて刊行された以下の出版物に寄稿しています。
佐原宏臣写真展「何らかの煙の影響」
会期=2010年5月31日[日]-6月12日[土]
会場=表参道画廊
企画=倉石信乃(写真評論家・明治大学准教授)
出版物
「親族のいる状態−佐原宏臣の写真と映画」、『佐原宏臣写真展 何らかの煙の影響』小冊子、2010年6月、n.p.
http://www.omotesando-garo.com/link.10/sahara.html
表参道画廊 東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03・5775・2469
E-mail: info@omotesando-garo.com
佐原宏臣(さはら ひろおみ)略歴
1973年 静岡県湖西市生まれ。
1995年 東京造形大学造形学部デザイン学科・写真専攻在学中、写真同人誌『回転』を同級生の森本美絵と刊行(翌96年に4号で休刊)。
1997年 大学を卒業。初めての個展「悲しみの風景 variations on the misery」(卒業制作展・東京造形大学)開催。毎日新聞社出版局クロニクル編集部でアシスタントとなり、『20世紀年表』などの書籍編集に携わる(翌98年まで)。
1998年 アルバム制作会社に営業カメラマンとして就職、主に学校行事を撮影する(2007年まで)。
2000年 個展「何らかの煙の影響」開催(東京・ガレリアQ)
2007年 アルバム制作会社を退職。以後も写真・映像制作を続ける傍ら、写真集の企画・編集や、写真展および映画に関わる広報印刷物のデザイン制作を手がける。
2010年 グループ展「この壁を飾るのは誰、この台上を埋めるのは君」(ビジュアルアーツギャラリー・東京)に参加。個展「何らかの煙の影響」開催(東京・サードディストリクトギャラリー)。現在、東京在住。
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