Thursday, January 17, 2013

東松照明追悼

1月16日(水)『朝日新聞』夕刊の美術面に、「戦後写真における東松照明」というテーマで、先月亡くなった東松照明さんについての記事を書きました。またお目にかかれる機会はきっとあるはずと思い込んでいましたので残念でなりません。


Tuesday, January 8, 2013

島では、道という道が

「島では、道という道が海へ通じている。曲がり角のところで突然海が現れたり、道の両側に立ち並ぶ家と家の間に水平線が垣間見えたりする。」

「沖縄では、村のことをもシマという。シマは、閉じた一つの世界であって、シマごとに言葉が違い生活のリズムが違っている。それぞれに独自の文化をもち、他人志向型の精神に支えられた運命共同体。「土着の思想」と呼ばれている精神文化の裸の姿がそこにはある。
 しかしながら、固有の文化が、モノとしてかたちをなさぬとき、写真家はお手上げだ。目に見えないモノは写らない。シマにあって、ぼくは、写真がまったく無力であることを思い知った。そして、改めて、写真とは何か、という誰しも疑問を持つけど結局わからずじまいの果てしない問いにめぐり合い、試行錯誤のすえ、自分の中の双頭の蛇を殺して、矛盾を止揚したつもりで、これからは好きなものしか撮らぬと言い切る。」(東松照明)

未来 2013年1月号

雑誌『未来』の最新号、「〈特集〉沖縄写真家シリーズ「琉球烈像」完結に寄せて」に以下の文章を寄稿しました。東松照明、中平卓馬、伊志嶺隆について、シリーズを終えて改めて思うところを記しました

「写真家というアーカイヴ」、『未来』556号・2013年1月号、33-36頁。

未来社刊、沖縄写真家シリーズ「琉球烈像」全9巻は以下をご参照下さい。

Tuesday, January 1, 2013

ネエアンタ

ARICAの次回公演「ネエアンタ」が2月28日〜3月3日、東京・森下スタジオCスタジオで行われます。サミュエル・ベケットのテレビのための作品「EH JOE」に霊感を得たもので、ダンサーの山崎広太さんが客演します。私は上演テクストに協力しました。ぜひお見逃しなく!

http://www.aricatheatercompany.com/japanese/news/





この劇団がすごい!2013

最新号の『ユリイカ』の「特集*この小劇場を観よ!2013」のなかで、ARICAが紹介されました。同誌の小劇場特集としては、2005年以来7年ぶり。ARICAはどうにか再び紹介リストに入りました。

小澤英実「ARICA」【「この劇団がすごい!2013」のうち】、『ユリイカ』2013年1月号、215頁。

http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791702497