Sunday, June 24, 2018

詩集『使い』


久しぶりに自分の本を出すことになりました。初めての詩集です。

『使い』思潮社、2018年。

装幀は須山悠里さんです。
http://www.shichosha.co.jp/newrelease/

Friday, June 15, 2018

2019年度1期入学試験の大学院学生募集要項

2019年度1期入学試験の大学院学生募集要項を公開しました。理工学研究科建築・都市学専攻総合芸術系の要項等は以下をご覧下さい。出願期間は6月25日(月)〜6月29日(金)、試験日は、8月1日(水)です。
http://www.meiji.ac.jp/sst/grad/examination/youkou.html

Thursday, May 31, 2018

Falling Water

ブムンの写真集「Falling Water」にエッセーを寄稿しました。三つの言語(英・韓・日)で掲載されています。

"The Body of Waterfall," Boomoon, Falling Water(Yongin: Kim Art Lab, 2018), 8-10, 62-65.

Friday, April 27, 2018

ファン・ゴッホの風景画には/ツァラは欲望について


ファン・ゴッホの風景画にはオランダ絵画の追憶が残存しているものもあるが、抽象の局面という点では、具象的なイメージの有無を問わず1910年代、20年代の抽象の過程を自ずから、一挙に超越している。この意味でファン・ゴッホの芸術は、デ・クーニングよりもはるかに重要な芸術である。「場の絵画」と間接的な連関を有しているし、その孤独から救い出されなければならない。(フィンセント・ファン・ゴッホ「葡萄園とオーヴェールの眺め」)

ツァラは欲望についてしばしば語るが、原始あるいは未開や素人の芸術はそれとかかわっている。ピカソの芸術はそうしたものだが、それはたとえピカソが黒人彫刻の影響を受けたことが明白であってもただ単に原始主義の形態学に帰されるべきではない。原始主義が、芸術の領域ではアカデミズムとポップ主義とマネー・カルチュアの痴呆的な芸術のなかで衰弱していくのを、マチスをも高く評価したツァラはどう見るのだろうか。原始、未開、素人の作物は、審美的な芸術の枠にはめられて「原初の有用性」や「芸術の固有性」とはなんの関係もなく、芸術を了解できないことの隠れ蓑として黴の生えた芸術的人道主義の慰み物となる。いうまでもなく、これは生まれながらのポストモダニズムの一部である。
 ダダは潜在することで有効性を発揮し、そうすることで自家撞着をまぬがれる。(「トリスタン・ツァラのダダ」)
                           —藤枝晃雄『絵画論の現在』

Saturday, April 7, 2018

池袋学 2017年度講演録

昨秋、池袋の東京芸術劇場で行なわれた森山大道さんの講演に聞き手として参加しましたが、その模様も収録された、2017年度の連続講座「池袋学」の講演録が刊行されました。

森山大道・倉石信乃(聞き手)「都市の体温—池袋の想像力」、小林俊史ほか編『「池袋学」2017年度講演録』「池袋学」事務局、2018年、47-63頁。


Tuesday, March 27, 2018

背景をなくすことで立ち現れる「写真の自然」

写真家安村崇さんとの対談がウェブ版IMAに掲載されました。写真集『1/1』の刊行を記念した企画です。

安村崇・倉石信乃(対談)「背景をなくすことで立ち現れる「写真の自然」」、『IMA』2018年3月22日付掲載。

Sunday, March 25, 2018

明治大学〈総合芸術系〉創設記念論集

2017年度に新たな大学院プログラムとして改組・発足した明治大学理工学研究科建築・都市学専攻総合芸術系の創設記念論集が刊行されました。編集は同系の管啓次郎さん、デザインは管研究室の谷口岳さん。ゲスト執筆者は掲載順に、松田法子、小沼純一、田中功起、暁方ミセイ、いいだかずお、石倉敏明、川瀬慈、木村友祐、久保田沙那、小林昌廣、佐々木愛、佐藤亜沙美、下道基行、ダグ・スレイメーカー、塚田美紀、手塚美和子、仲野麻紀、林立騎、分藤大翼、松田美緒、毛利悠子、亀海史明、中村絵美の各氏で、スタートを飾るにふさわしい充実した内容になりました。教員・院生では私を含め、清岡智比古、波戸岡景太、鞍田崇、中島晋作、谷口岳、管啓次郎、笠間悠貴が寄稿しています。「場所、芸術、意識」すなわちPlaces, Arts, and Consciousness (略称PAC)は、この大学院プログラムの別名または英文名として採用したものです。以下は私の寄稿した小文です。

「場所、芸術、意識のために—砂澤ビッキ《四つの風》から」、管啓次郎編『場所、芸術、意識 明治大学〈総合芸術系〉創設記念論集』明治大学大学院理工学研究科建築・都市学専攻総合芸術系、2018年、2-3頁。

Monday, March 19, 2018

2017年度第1回写真研究会

日本映像学会内に最近設けられた写真研究会に、運営メンバーとして参加しています。神戸大学の前川修さんが代表を務めておられます。このたび20日(火)午後2時より、同志社女子大学今出川キャンパスで今年度の第1回写真研究会が開催される運びとなりました。当研究室の笠間悠貴君が発表者の一人として参加します。
http://jasias.jp/archives/4088

Saturday, March 17, 2018

露口啓二「地名」

露口啓二さんの写真集「地名」が刊行されました。1999年〜2004年に撮影され、2015年以降に再開された彼の代表作で、時間をおいて撮影された2枚の北海道の風景写真がつなぎ合わされています。そこに地名のアイヌ語と日本語のキャプションが併記される作品です。写真集に寄稿しました。北海道はもとより、歴史とともにある風景を思考する上で、ひとつのスタンダードとなる写真だと改めて思いました。

「誤訳の領土—露口啓二「地名」」、露口啓二『地名』赤々舎、2018年、n.p.【英訳: "Dominated by Mistranslations: Keiji Tsuyuguchi's Place Names", Keiji Tsuyuguchi, Place Names(Kyoto: Akaaka Art Publishing, 2018). n.p.】




Sunday, March 11, 2018

中平卓馬「氾濫」

中平卓馬の1974年の写真インスタレーション作品「氾濫」が写真集になりました。48点のカラー写真から構成される本作品は、1970年代前半における中平作品のひとつの集大成ともいえます。中平研究の第一人者で、プリンストン大学のフランツ・プリチャード氏による寄稿論文を翻訳しました。

フランツ・K・プリチャード「都市氾濫の図鑑—中平卓馬の写真的思考と実践」拙訳、中平卓馬写真・澤田陽子編『氾濫』Case Publishing、2018年、n.p.。

この作品を再現展示する試みが渋谷のギャラリーCASE TOKYOで始まりました。本展に関連して、3月24日(土)17:00〜18:30には、近畿大学教授の八角聡仁氏と対談を行います。ぜひお立ち寄り下さい。出版と展覧会の詳細は以下のとおりです。

Tuesday, March 6, 2018

バンカートスクール

バンカートスクールの2月—3月期の講座「写真について」のうち、今月2回(3/14、3/21)を担当します。会場は来月で閉じるという、思い出深いBankART NYKです。横浜ということもあり、中平卓馬の写真を中心にお話ししたいと思います。講座の詳細は以下をご覧下さい。
http://www.bankart1929.com/school/pdf/2018_02_03.pdf

Thursday, February 22, 2018

長万部写真道場 再考

2月25日(日)10:00〜14:15、フォーラム「長万部写真道場再考—北海道における写真記録のこれから」(長万部町学習文化センター 文化ホール)に参加します。地元・長万部出身のアーティスト、中村絵美さんを中心に企画された企画展に関連するイベントです。中村さん、青森県立美術館学芸主幹の高橋しげみさんと登壇し、私は掛川源一郎『大地に生きる—北海道の沖縄村』について話す予定です。詳しくは以下をご覧下さい。

http://www.remanbe.jp/?p=2001

Saturday, February 17, 2018

シンポジウム「映画以内、映画以後、映画辺境」

映画監督の七里圭さんを首謀者とする途方もない連続シンポジウムの最終段階の集いに参加することになりました。日曜日、午後6時、渋谷・アップリンクで。詳細は以下をご覧下さい。
http://www.uplink.co.jp/event/2018/50089

Wednesday, January 17, 2018

人類館写真を読む

1月21日(日)新宿のフォトグラファーズ・ギャラリーで「人類館写真を読む」と題したトーク・イベントがあり、北島敬三さん、小原真史さんと参加します。私は後半の討議部分で加わる予定です。稀少な資料もふんだんに見ることができる機会となりますので、関心のある方はぜひご参加下さい。このイベントは北島敬三WORKSHOP写真塾」の公開講座の第2回目の企画です。
https://pg-web.net/documents/lecture/workshop-201801/

Monday, January 15, 2018

修了制作展とワークショップ

本日から、当研究室の大学院生、寺畑保雄君(写真)と中原健仁君(映画)の修了制作展がそれぞれ表参道画廊とMUSEE Fで開催されます。会期中には、20日(土)に社会学者の渡邊太さん、26日(金)に写真家の北島敬三さんをそれぞれゲストにお招きして、イベントも行われます。詳しくは以下をご参照いただければ幸いです。ぜひお立ち寄り下さい!
http://www.meiji.ac.jp/sst/grad/information/6t5h7p00000q5uow.html