Wednesday, May 19, 2010

佐原宏臣写真展 何らかの煙の影響

私の企画した展覧会が月末から始まります。写真月間に併せて開催される、
表参道画廊での企画展で、今年で3回目です。ぜひご高覧下さい。

佐原宏臣写真展「何らかの煙の影響」は、2003年から2009年までの約7年間に亡くなった7人の親族の葬儀とその周辺をていねいに記録したものです。また、伯父の言動に焦点を当てながら、地方で営まれる法事の実際を見つめた、新作の短編映画「sakichi」(2010年、DVD、カラー、35分)を併せて上映します。また展覧会に併せて刊行された以下の出版物に寄稿しています。

佐原宏臣写真展「何らかの煙の影響」
会期=2010年5月31日[日]-6月12日[土]
会場=表参道画廊
企画=倉石信乃(写真評論家・明治大学准教授)

出版物
「親族のいる状態−佐原宏臣の写真と映画」、『佐原宏臣写真展 何らかの煙の影響』小冊子、2010年6月、n.p.

http://www.omotesando-garo.com/link.10/sahara.html

表参道画廊 東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03・5775・2469
E-mail: info@omotesando-garo.com

佐原宏臣(さはら ひろおみ)略歴

1973年 静岡県湖西市生まれ。
1995年 東京造形大学造形学部デザイン学科・写真専攻在学中、写真同人誌『回転』を同級生の森本美絵と刊行(翌96年に4号で休刊)。
1997年 大学を卒業。初めての個展「悲しみの風景 variations on the misery」(卒業制作展・東京造形大学)開催。毎日新聞社出版局クロニクル編集部でアシスタントとなり、『20世紀年表』などの書籍編集に携わる(翌98年まで)。
1998年 アルバム制作会社に営業カメラマンとして就職、主に学校行事を撮影する(2007年まで)。
2000年 個展「何らかの煙の影響」開催(東京・ガレリアQ)
2007年 アルバム制作会社を退職。以後も写真・映像制作を続ける傍ら、写真集の企画・編集や、写真展および映画に関わる広報印刷物のデザイン制作を手がける。
2010年 グループ展「この壁を飾るのは誰、この台上を埋めるのは君」(ビジュアルアーツギャラリー・東京)に参加。個展「何らかの煙の影響」開催(東京・サードディストリクトギャラリー)。現在、東京在住。