横浜美術館アートギャラリーで5月7日(水)まで開催中の「日本のファッション 写真とイラストでたどる昭和・平成のおしゃれ」を金曜日に見ました。1950年代から現在までのストリート・ファッションの変遷を、イラストのカットアウト約120点と約4000枚の写真でたどるもので、見ごたえがありました。もちろん自分の若い頃のファッションを懐かしく思い出すこともできますが、複数のアーカイヴから抽出されたドキュメントによって構成されたこの展覧会は、スナップショットという、欲望や好奇心に支えられたまなざしの本来性をよく伝えています。共立女子短期大学と横浜美術館との連携が非常にうまく機能した事例だと思います。