Sunday, June 22, 2008

フォト・プレミオ年度賞受賞写真展

コニカミノルタ主催の若手写真家を奨励する公募プロジェクト「フォト・プレミオ」のゲスト審査員を昨年度と今年度務めている。第9回・2007年度大賞と特別賞、その他の入賞者の受賞式が昨日行われた。大賞の小林知恵さん、特別賞の倉谷卓さん、朝海陽子さんによる年度賞受賞写真展が、6月20日(金)〜30日(月)新宿・コニカミノルタプラザで開催中で、展覧会に併せて刊行された『2007年度フォトプレミオ受賞作品集』(コニカミノルタフォト・プレミオ事務局)に「ダイスをころがせ−いま、じぶんの作品で個展を開こうとするきみに」を寄稿した(42-43頁)。
レギュラー審査員はいずれも写真家で、秋山亮二さん、長野重一さん、柳本尚規さん。彼ら写真界の大先輩から、審査の内外で教えられることも多い。1925年生まれの長野さんは、木村伊兵衛や名取洋之助と一緒に仕事をされ、市川昆監督の映画『東京オリンピック』で撮影を担当されるなど戦後の写真・映像の歴史とともに数々の重要な業績を残して来られた方なのだが、若い写真家の作品を実によく見ておられることにいつも驚かされる。私にとっては応募してくる作品を見ることはもちろん、長野さんをはじめ他の審査員の方々の反応を知ることもまた勉強になる。
フォト・プレミオではいまも作品を募集している。毎月約2名のペースで新宿・高野ビルという好立地のギャラリー「コニカミノルタプラザ」で個展開催が実現でき、さらにその中から年度賞受賞者が選定され、賞金(大賞100万円、特別賞50万円)も与えられる。詳しくはHPをご覧下さい。
http://konicaminolta.jp/plaza/premio/