『日本カメラ』2008年4月号の北島敬三さんの連載「SNAPSHOTS」最終回の余白に、「スナップショット・ポリティクス」(94-95頁)というタイトルの文章を寄稿しました。カメラの機動性が重視され始めた頃から登場したこの技法は、携帯カメラ、デシカメの普及したいまも盛んといえますが、反面、ストリートの真実を暴露するようなかつての生々しい衝撃力が希薄になっています。北島さんの連載は、現在の写真が喪ったものを明確に想起させる、とても挑発的な仕事でした。いま北島さんは新宿のphotographers'galleryで個展「PORTRAITS 1992-2007」を4月30日(水)まで開催中で、こちらも必見です。
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