Thursday, July 3, 2008

合同ゼミ発表会

7月1日(火)、トーマス・ピンチョンとアメリカの環境・文学(ゴーストタウン、ゴールドラッシュ・・・)の専門家、波戸岡景太さんによるドキュメンタリー映画をつくるゼミと、シュルレアリスム文学の研究者にしてカリスマ仏語教師の清岡智比古さんによるフランス映画をみるゼミ、そして私の「写真集をつくる」ゼミがいっしょになって、合同で映像のプレゼンテーションを行なった。
波戸岡さん、清岡さん、そして私は、語学と体育と文系の教養科目を教える教員の集まった「総合文化教室」という組織に属している。そして週に1コマか2コマ、1、2年生に楽しくも厳しく?教養を身につけてもらう、教える側にとっても自由度の高い授業「総合文化ゼミナール」を担任している。去年後期からどうせなら一緒に発表会をやろうということになり、今回は、今年から着任された清岡さんも参加され、いっそうにぎやかな授業になった。
波戸岡ゼミは、学食2箇所と駅前の牛丼屋で、食事が出てくるまでの待ち時間を比較したたドキュメンタリーを出してきた。前回も学食が舞台だったが、今回の「学食へ行こう!2」はナンセンスなエンターテインメント性はそのままに、センセイの自ら担当する編集技術に磨きがかかっている。清岡ゼミは、ダリ+ブニュエルの古典的シュール映画「アンダルシアの犬」をテーマに、興味深い読解を施したシックな発表となった。そして我々のゼミのスライドショー形式の「うまくいえない」は、もやもやした感情をストレートにぶつけた、なかなか気持ちのいい作品になったと思う。建築学科1年の林くんが編集を引き受けてくれたことも嬉しかった。
清岡さんの毎回楽しいブログでも、この授業がレポートされている。http://tomo-524.blogspot.com/