Friday, October 27, 2023

残星の鼎

それ残星の鼎には北溪の水を汲み 後夜の炉には南嶺の柴を焚く

それ氷は水より出でて水よりも寒く 青きこと藍より出でて藍より深し

                             能『檜垣』

Monday, October 9, 2023

描かれた「もの」

 「散文による表現は、読者に文章の世界にはいって行くことを意識させる間は、まだ詩の残滓をとどめているといえるので、その特質である即物性を十分に発揮するとき、読者はただそこに書かれた言葉でなく、描かれた「もの」を見るはずです。」(中村光夫)

Monday, September 4, 2023

未成の周辺


9月9日(土)16:00から、東神田の Kanzan Galleryで開催中の川崎祐さんの個展「未成の周辺」のトークイベントに、川崎さん、写真家の篠田優さんと参加します。詳細は以下をご覧下さい。

http://www.kanzan-g.jp/

対談は10月12日(木)まで配信しています。

https://www.youtube.com/watch?v=ykc_UlD9vAM


また同時に刊行された同名の写真集に文章を寄稿しました。

「空虚と聖性」、川崎祐『未成の周辺』喫水線、2023年、i-vi.



Thursday, August 24, 2023

風景論以後


直前のお知らせになってしまいましたが、東京都写真美術館で開催中の展覧会「風景論以後」の出品作家の一人である笹岡啓子さんと対談します。明日8月25日(金)18時からです。

笹岡さんの作品「Park City」は時代を遡行する展覧会構成の中で、冒頭、現代のパートに置かれています。

Wednesday, July 19, 2023

『美術フォーラム21』第47号 特集フォトグラフィック・アート

 

新刊の『美術フォーラム21』に平敷兼七についての文章を寄稿しました。佐藤守弘さんの編集による写真特集号です。

「1970年前後における平敷兼七の写真について」『美術フォーラム21』第47号、2023年6月、98-103頁。

Tuesday, July 18, 2023

『写真。』4号

 

『写真。』4号に小論を寄稿しました。高梨豊、芭蕉、一茶、西行、世阿弥、北島敬三の作品にふれています。

「象潟の雨—歌枕と写真から」『写真。』4号、161-167頁。

Friday, April 21, 2023

写真のためにはなにも存在しない

あらゆるモノ、あらゆる人間、あらゆる文化、あらゆる生活、などなどは、写真に撮られるために存在しているのではない。これは写真だけのことではなく、あらゆるモノ、あらゆる生活、あらゆる文化は、研究されるためにも、記録されるためにも、小説に書かれるためにも存在していない。

              富岡多恵子『写真の時代』毎日新聞社、1979年