Monday, October 24, 2011
山水、最終地点
昨日(10月22日)に横浜市民ギャラリーあざみ野で個展のオープニングに合わせて行われた、クォン・ブムンさんとのトーク・セッションには、大勢の方に来ていただきました。素材主義と狩猟の比喩への厳しい批判など、心に残る多くのお話を聞くことができて良かったです。会場では無料で展覧会の図録が配布されていますが、そこに小文を寄稿しました。
「山水、最終地点」、横浜市民ギャラリーあざみ野編・発行『クォン・ブムン写真展—山水—/横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 ID—写された"わたし"—図録』2011年、n.d.[英訳:"Sansu, A Finishing Line," trans. Azusa Suga, Boomoon: Sansu/I.D.: Photographed "I "exhibition catalogue(Yokohama: Yokohama Civic Art Gallery Azamino, 2011), n.d.]*デザインは須山悠里。
「クォン・ブムン写真展—山水—」は、11月13日(日)まで。作品との静かな対話を促す空間です。同時開催の「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 ID—写された"わたし"—」は、シルエット、警察写真、人類学的写真、多数のヴァナキュラーなダゲレオタイプ、ティンタイプなどにより、写真と自己同一性をめぐって展開された歴史の一端をかいまみることのできる、見ごたえのある展示です。いずれも入場無料。
http://artazamino.jp/organized-events/special-exhibitions/boomoon_collection_20111022/