Tuesday, June 21, 2011
孤島論
昨日刊行されたばかりのphotographers' gallery pressの最新刊に寄稿しました。古典と近代の著作に見る「俊寛」という存在について、また昨年暮れに訪れた南・北大東島をめぐる写真について書いています。
「孤島論」、『photographers' gallery press no.10』photographers' gallery、2011年、79-94頁。
今号の「press」の目次は以下の通りです。
▼特集:ジョルジュ・ディディ=ユベルマン──イメージで思考する
*邦訳
「蛍の残存─第2章─」「イメージは燃える」橋本一径訳
*インタヴュー
「ジョルジュ・ディディ=ユベルマンに聞く」聞き手:橋本一径
本邦初、ディディ=ユベルマンへのロング・インタヴュー23頁!(日英併記)
*橋本一径
「《アトラス》──いかにして世界を背負うか」
*豊島重之
「獲物の作法/被射体の書法──オーギュスティーヌとシュレーバーをめぐって」
▼CONTENTS
倉石信乃「孤島論」
小原真史「富士写真小史 1853-1945」
平倉圭「時間の泥──ロバート・スミッソン《スパイラル・ジェッティ》」
前川修「ブルデュー『写真論』を読む」
土屋誠一「土地としての写真──阿波根昌鴻の写真について」
江澤健一郎「絵画という開かれた傷口──ジョルジュ・バタイユ『マネ』をめぐって」
中谷礼仁「Sense the Depth from the Surface──インド・ボーパール2011ワークショップ」
瀬戸正人「Varzea/バルセア──消えゆく土地」
大島洋「再録・写真展案内状「三閉伊」」
発行元/photographers’ gallery
判 型/B5判(W182 × H257mm)
頁 数/244頁
定 価/2,520円(本体2,400円+税)
発行日/2011年6月20日
ISBN978-4-903295-45-9 C0072 ¥2400E
詳細は以下をご覧下さい。
http://pg-web.net/home/information/press10/index.html