Friday, October 24, 2008

第11回ディジタルコンテンツ学研究会のお知らせ

このたび、第11回ディジタルコンテンツ学研究会では、オランダ アムステルダムに拠点を置く電子音楽センターSTEIMの水田拓郎氏が帰国されている期間に明治大学で講演・ライブをしていただくことになりました。これまでの活動、音楽やその演奏のためのインタフェース開発についての姿勢について講演いただくとともに、ライブ演奏もいただく予定となっております。

日 時:10月27日(月)18時00分〜19時30分
場 所:生田キャンパス 中央校舎6階 メディアスタジオ
明治大学 生田キャンパス アクセスマップ
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/ikuta/access.html
ゲスト:水田拓郎
ホスト:明治大学理工学部情報科学科 宮下芳明 専任講師

水田拓郎 プロフィール:
1978年生まれ。1995年よりDJとしてアンダーグラウンド電子音楽シーンで活動する一方、smash TV productionsを組織してジャンルを超えたイベントを東京各所で開催。2001年慶應義塾大学文学部美学美術史学科卒業、同年に研究員として熊倉敬聡、芹沢高志らとともに学術フロンティア・インターキャンパスプロジェクトの立ち上げに関わる。2004年ニューヨーク大学インタラクティヴ・テレコミュニケーションズ(ITP)学科でTom Igoe、Eric Singerの師事のもとフィジカル・コンピューティング修士課程修了。翌年に文化庁新進芸術家海外派遣制度のもとオランダ・デンハーグのソノロジー・インステュートとアムステルダムのSTEIM電子音楽楽器スタジオに在籍する。近年はSTEIMのアーティスティックディレクターとしてリサーチ、キュリエーション、アーティストレジデンシープログラムのディレクションを任される。ユニークな演奏ツールを製作/使用しながら、楽器としてのターンテーブルの独自性を追求し精抑楽器としてのターンテーブルの独自性を追求し、精力的にライブ活動を行っている。
(参考) http://www.djsniff.com

Friday, October 10, 2008

トヨダヒトシ・スライドショー 10月24日(金) 明治大学和泉キャンパス

Visual Diary / Slide Show
Hitoshi Toyoda
『NAZUNA』/『spoonfulriver』

「闇に挟まれながらスクリーンに現れる"像"は
 手を伸ばしても掴むことは出来ず、
 日々の中での失敗やよろこびのように、
 やがて時間に押し流されて消えていく」

ニューヨークを生活と活動の拠点に、
何も跡を残さない"スライドショー"というスタイルにこだわって、
映像日記を発表している写真家、トヨダヒトシ。

今回は歴史を重ねた急勾配の階段教室が会場となります。
場の記憶が濃密に漂うこの空間に、大きなスクリーンを設置し、
つながりのある2作品を上映します。

■2008年10月24日 (金)
■開場
17時30分
■上映
18時00分 - 19時30分 /『NAZUNA』
20時00分 - 21時20分 /『spoonfulriver』
■入場
無料
(入れ替え制)
(各回とも席に限りがありますので、お早めのご来場をおすすめします)
■会場 
明治大学和泉キャンパス第2校舎3番教室
〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1
(京王線・井の頭線 明大前駅下車 徒歩3分)

■上映作品

『NAZUNA』(2005 version/90min./silent)

9.11.01/うろたえたNY/11年振りの秋の東京を訪れた/
日本のアーミッシュの村へ/アフガニスタンへの空爆は続く/
ただ、/やがて来た春/長くなる滞在/
写真に撮ったこと、撮れなかったこと、撮らなかったこと/
東京/秋/雨/見続けること

ー ある夏の、雨のブルックリンから始まる1年数ヶ月の日々を綴った
  長編スライドショー

『spoonfulriver』(2008 version/80min./silent)

2005年春先の、ニューヨークの平凡な道から始まる/このありふれた日/
いくつかの旅をした/出雲崎/コペンハーゲン/グラーツ/残された言葉/
今も/東京/水のように/思いを遂げることと
幸せになることは同じではないのかもしれない/
集めた光/去ってゆく音/ニューヨーク/ひと匙の河

ー 500枚の写真からなる近作映像日記

■主催:明治大学大学院ディジタルコンテンツ系
    トヨダヒトシスライドショー実行委員会
■トヨダヒトシ Website:http://www.hitoshitoyoda.com/
■お問い合わせ:実行委員会代表 伊藤 貴弘
Tel : 090-9292-8513
Website : http://www.dc-meiji.jp/
Mail : toyoda.hitoshi.dc.2008@gmail.com

Saturday, September 27, 2008

開港5都市モボ・モガを探せ!

内藤廣氏設計によるみなとみらい線馬車道駅の面白いコンコースで、「開港5都市モボ・モガを探せ!横浜展」が開催中(11月30日まで)。昨日9月26日(金)、主催者であるBankARTの新しくできたスペースBankART Miniで記念シンポジウムがあった。通常のNYKは横浜トリエンナーレで使用中で、Miniは同じ建物の未使用だった一部を改装したもの。Miniじゃなくわりと広い。

パネリストは、津田基(はこだてフォトアーカイブス)、丹治嘉彦(新潟大学)、森下明彦(神戸芸術工科大学)、藤城薫(写真家/長崎)各氏と私、司会はBankART1929の渡邊曜さん。一般家庭に保管されている大正から昭和の戦前期頃までに至るモダンな肖像や風景・風物の写真を発掘し、保存・展示していこうとプロジェクトが横浜のBankARTで始まり、昨年あたりから函館、新潟、神戸、長崎へと展開したもの。私以外の他のパネリストの方々は、実際にこのプロジェクトを進めている当事者だった。私は横浜と写真の関わりや、近年注目されるアノニマスなスナップショットの意味について少し話した。参加者の多くが、見出された写真を人と出会い、ネットワークを築くための情報の「核」のように捉えていた点が印象的だった。各都市で開催される展覧会の期限を超えて継続されるというこのプロジェクトが、従来にないネットワークの拡がりと、「中央」からではなく各都市からの発進力を強化するものへ発展していくと面白い。

Tuesday, September 23, 2008

彼女のワンピース

いま書店に並びつつある写真批評誌『写真空間2』(特集 写真の最前線)に、「彼女のワンピース−被爆資料と写真の現在」という文章を寄稿しました(110-124頁)。土門拳以後今日に至る、原爆に関する写真史の一端を考察したものです。機会があれば手にとって読んでみて下さい。
http://www.seikyusha.co.jp/books/ISBN978-4-7872-7250-8.html

KIOSK、ニューヨーク/東京

9月18-20日、私たちのパフォーマンス・カンパニーARICAが、ニューヨークのジャパン・ソサエティの招聘公演「KIOSK」を行なった。リハーサルと初日公演を見るため私もニューヨークへ。コトバとコンセプトを担当しているのだが、通常の字幕を投影する形ではなく、コトバのプロジェクションとオフの英語の声を演出上、ドラマの中に組み込んでいた。演出家の藤田康城による工夫だ。一足先に帰国したので、詳しい反響を知るには至らなかったが、その都市空間に微妙に適合したような感触を得た。
http://www.japansociety.org/event_detail?eid=365e7066

「キオスク・リストラ」と称する、ニューヨーク・ヴァージョンをさらに改訂した公演を、10月9日(木)・10日(金)・11日(土)・12日(日)の4日間、東京・中野のテルプシコールで行ないます。ぜひ見に来ていただければ幸いです。詳しくは以下のARICAのホームページをご覧下さい。
http://www.aricatheatercompany.com/j/top.html

Monday, August 18, 2008

DOG+TOWN

8月7日、横浜から多摩へ引っ越しをする。引っ越しのあいだ、西山英彰のとてもノスタルジックな写真集『触れない光 Yokohama・Yokosuka1994-95』を見つけた。よく知っている近所の風景の細部が含まれているという、ただその理由のために執着してしまう。久保山のバス停を降りて三春台への階段を上がる途中の煉瓦壁に白く書かれた落書きの写真のことだ。「O」を共有して十字形にDOGとTOWNが交叉する。それは20数年間見つづけてきたが全然消えなかった。

夏の旅2 札幌

8月11-12日、久しぶりに北海道へ行った。露口啓二さんの写真展(8月11-18日)を見に行き、トーク・イベントに参加するため。このメイン・イベントの前後に、北大付属図書館北方資料室、旧札幌神社(北海道神宮)、イサムノグチ設計のモエレ沼公園、北海道立開拓記念館、北海道立文学館の吉増剛造展、北海道立近代美術館のレオナール・フジタ展をそれぞれ見た。ゼミ旅行を兼ねたので、DC系から北村昂陽、大塚真弓、伊藤貴弘(教養D)、そして1日目まで宇野澤昌樹がそれぞれ参加。充実した旅だった。
露口さんの写真展は、地名、ミズノチズ、On-沙流川という三つのシリーズによって構成された。いずれも北海道の歴史と現在を注意深く見つめようとする。対話の中で、露口さんがジャン=マルク・ビュスタモントへの関心について触れられたのが印象に残った。ビュスタモントは現代の風景を考える上では指標的なアーティストだが、中性的な距離を保つことが不可能な場所においてビュスタモント的な慎重な注視者であろうとすることの倒錯を、露口啓二は自覚的に生きようし、その矛盾を引き受けている、そのように考えたいと思った。このような貴重な機会を設け、素晴らしく巨大な印刷物『アフンルパル通信ex.1』を刊行した吉成秀夫さんに敬意を表したい。画像を大きく載せたいという純粋な欲求が常識的なポータビリティを凌駕している。そういうことが肝心だ。肝心なことが長く続いていきますように。ここには、DC系の管啓次郎さん、宇野澤くん、そして私も寄稿しています(「平坦な条里に抗して−露口啓二「ミズノチズ」について)。またこの展覧会の開催のきっかけを作って下さり(露口さんの仕事を吉成さんに紹介したのは吉増先生だった)、イベントの冒頭でわれわれを鼓舞するスピーチをして下さった吉増剛造先生に感謝を。展覧会についての詳細なレポートはまた以下をご覧下さい。

http://www.fremen.biz/contents/modules/blogt/
http://diary.camenosima.com/