昨日はちょっとショックだった。パソコンをはじめてもう長いが、ほぼ最初から使い続けてきたワープロソフトのEG Wordが販売を終了し、サポートも来年までという知らせが届いたからだ。EG Wordはわりと簡単な操作で感覚的に作業ができ扱いやすいかった。
http://www.ergo.co.jp
こういうのはありふれた事態だろう。マイナーなソフトが細々と生きながらえるほど斯界は甘くないのだろうが、しかしワープロソフトのような「手元」や生理に近く、思考の振幅を受け止めていくモノは多種多様なのが世の中にあふれていた方がよく、しかもファイル互換性も問題ないというのが理想だと思う。一つのフォーマットに収斂されていく作文機械とその頭脳という想定はありふれた悪夢だが、いまや現実に近いのかも。
Tuesday, January 29, 2008
Friday, January 25, 2008
ARICAのホームページ
写真や美術についての仕事と別に、以前から詩もしくは詩的なテキストを書いてきました。また2001年以降、シアター・ユニット「ARICA」の上演のためのテキストを書き、上演のコンセプトを考えることをつづけています。
ARICAの活動については、ホームページがリニューアルしつつあるので、こちらを時々のぞいてみてください。
http://www.aricatheatercompany.com/
来月には、ARICAがプロデュースする注目すべき公演「黒こげサンキュー」が実現することになりました。出演される首くくり栲象さんは、文字通り首つりを日課としているパフォーマーです。詳細は以下のとおりです。
http://www.aricatheatercompany.com/j/news/
ARICAプロデュース
首くくり栲象 Kubikukuri Takuzo
偶然★ワンマン★ショウ
黒焦げサンキュー
「不思議な偶然が重なって今回プロデュースすることになった首くくり栲象のアクションは、 どこか私たちARICAのスピリットと響きあっている、と思う」
藤田康城(ARICA演出)
出演:首くくり栲象
日時:2008年2月5日(火)→8日(金)8:00pm開演
9日(土)→11日(月・祝)6:00pm開演
(受付開始は開演の30分前より)
会場:神楽坂die pratze ディプラッツ
新宿区西五軒町 2-12
(地下鉄東西線「神楽坂」駅 1番出口より徒歩6分 有楽町線「江戸川橋」駅4番出口より徒歩10分)
料金:
一般/2,500円
学生/1,500円(学生証をご提示ください)
※チケットは当日のみの販売です。
前売・予約での扱いはありません。開演前に直接会場にお越し下さい。
公演に関するお問合せ:
藤田康城 Tel. 090-9245-3724 aisuok@orange.plala.or.jp
前田圭蔵 Tel. 090-1446-0416 tarachan@fa2.so-net.ne.jp
安藤朋子 aa-tomoko@jcom.home.ne.jp
主催・制作:ARICA
首くくり栲象
1960年代の終わりから、路上、ギャラリー、劇場等、場所を問わずにさまざまなアクションを実践してきた。69年にはじめての首吊り行為を天井桟敷館でおこなう。以降、風倉匠、高松次郎、松澤宥ら美術家たちとの交流の中で、その表現を純化してきた。そして1997年より現在まで10年を越え、嵐の夜も吹雪の夜も、日々自宅の庭の椿の木で首を吊り続けるという孤高の行為を刻んでいる。2002年には東京バビロンでの劇場公演、翌03年からは、庭劇場で数人の観客を前にしてアクションを始めた。 今回はARICAの念願によって、1週間に渡る稀な劇場連続公演となる。
ARICAの活動については、ホームページがリニューアルしつつあるので、こちらを時々のぞいてみてください。
http://www.aricatheatercompany.com/
来月には、ARICAがプロデュースする注目すべき公演「黒こげサンキュー」が実現することになりました。出演される首くくり栲象さんは、文字通り首つりを日課としているパフォーマーです。詳細は以下のとおりです。
http://www.aricatheatercompany.com/j/news/
ARICAプロデュース
首くくり栲象 Kubikukuri Takuzo
偶然★ワンマン★ショウ
黒焦げサンキュー
「不思議な偶然が重なって今回プロデュースすることになった首くくり栲象のアクションは、 どこか私たちARICAのスピリットと響きあっている、と思う」
藤田康城(ARICA演出)
出演:首くくり栲象
日時:2008年2月5日(火)→8日(金)8:00pm開演
9日(土)→11日(月・祝)6:00pm開演
(受付開始は開演の30分前より)
会場:神楽坂die pratze ディプラッツ
新宿区西五軒町 2-12
(地下鉄東西線「神楽坂」駅 1番出口より徒歩6分 有楽町線「江戸川橋」駅4番出口より徒歩10分)
料金:
一般/2,500円
学生/1,500円(学生証をご提示ください)
※チケットは当日のみの販売です。
前売・予約での扱いはありません。開演前に直接会場にお越し下さい。
公演に関するお問合せ:
藤田康城 Tel. 090-9245-3724 aisuok@orange.plala.or.jp
前田圭蔵 Tel. 090-1446-0416 tarachan@fa2.so-net.ne.jp
安藤朋子 aa-tomoko@jcom.home.ne.jp
主催・制作:ARICA
首くくり栲象
1960年代の終わりから、路上、ギャラリー、劇場等、場所を問わずにさまざまなアクションを実践してきた。69年にはじめての首吊り行為を天井桟敷館でおこなう。以降、風倉匠、高松次郎、松澤宥ら美術家たちとの交流の中で、その表現を純化してきた。そして1997年より現在まで10年を越え、嵐の夜も吹雪の夜も、日々自宅の庭の椿の木で首を吊り続けるという孤高の行為を刻んでいる。2002年には東京バビロンでの劇場公演、翌03年からは、庭劇場で数人の観客を前にしてアクションを始めた。 今回はARICAの念願によって、1週間に渡る稀な劇場連続公演となる。
Sunday, January 20, 2008
澁谷征司『BIRTH』記念トークショー
2月2日(土)18:00〜20:00、青山のユニークな書店Book246のCAFE246テラスで、写真家の澁谷征司さんと対談することになりました。初の写真集『BIRTH』は、凄い勢いで写真集を作りつづけている赤々舎の新刊。近藤一弥さんが装丁をされています。近藤さんには、4月にスタートする私たちの明治大学大学院のディジタルコンテンツ系でデザインの授業を担当していただく予定です。
写真集はとてもfar outなたたずまいで、どこか懐かしい印象も受けました。かつて繰り返し聴いてたぶん無意識に影響を受けている(かもしれない)ロバート・ワイアットのポートレートが含まれているせいなのか。
イベントの詳細は以下をご覧下さい。
http://www.book246.com/item_special_f.html
また、澁谷征司さんのホームページも。
http://www.seijishibuya.com/
写真集はとてもfar outなたたずまいで、どこか懐かしい印象も受けました。かつて繰り返し聴いてたぶん無意識に影響を受けている(かもしれない)ロバート・ワイアットのポートレートが含まれているせいなのか。
イベントの詳細は以下をご覧下さい。
http://www.book246.com/item_special_f.html
また、澁谷征司さんのホームページも。
http://www.seijishibuya.com/
Tuesday, January 8, 2008
土田ヒロミのニッポン展「対談シリーズ」
東京都写真美術館で開催中の「土田ヒロミのニッポン」展を記念して、「土田ヒロミ対談シリーズ」が下記の日程で行われ、1月18日(土)の第一回目に参加することになりました。展覧会とイベントの概要は以下のとおりです。
http://www.syabi.com/details/tuchida.html
土田ヒロミのニッポン展
■会 期:2007年12月15日(土)→ 2008年2月20日(水)
※2007年12月28日(金) 10:00〜18:00
※2008年1月2日(水)〜4日(金)年始特別開館 11:00〜18:00
■休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
■会 場:3階展示室
■料 金:一般 500(400)円/学生 400(320)円/中高生・65歳以上 250(200)円
※1月2日(水)は無料
※( )は20名以上の団体および上記カード会員割引
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※東京都写真美術館友の会会員は無料 ※第3水曜日は65歳以上無料
■Period: December 15,2007 to February 20,2008
■Closed Day:Monday(Tuesday if Monday is a national holiday)
■Venue:Exhibition Gallery, 3F
■Admission:Adults ¥500(400)/College Students ¥400(320)/High School and Junior Hight School Students, Over 65 ¥250(200)
※Admission is free of charge on January 2. ※The figure in parentheses refers to a group discount rate applicable to groups of 20 people or more. ※Admission is free of charge for disabled persons and their caretakers ※Admission is free of charge for members of the Tokyo Metropolitan Museum of Photography. ※Admission is free of charge for persons aged 65 or older on the third Wednesday of each month.
1960年代終わりから写真家として本格的な活動を開始した土田は、日本の土俗的な文化、ヒロシマ、高度経済成長、バブル経済などのテーマを通して、変貌する日本の姿を撮り続けています。土田の視点はつねにユニークで、作品ごとに明確なコンセプトを持ち、日本という国に対する問題意識を実験的ともいえるアプローチで表現してきました。「自己表現」と「徹底的な記録」の両面を行き来することで進化を遂げてきたこの作家の作品からは、社会性と時代性を背後に日本が抱える問題を汲み取ることができます。
この展覧会では東京都写真美術館が重点的にコレクションした土田作品に加え、最新作を含めた約140点で、氏の作家活動の軌跡を一堂に紹介します。混沌とした世相のなか、土田作品は日本と自己の関係を見直す何らかのヒントをくれることでしょう。
--- フロアレクチャー ---
会期中の第2・第4金曜日午後2時より担当学芸員による展示解説を行います。
展覧会チケットをお持ちの上、会場入口にお集まりください。
※12月28日(金)午後2時からのフロアレクチャーは土田氏もゲスト参加
--- 新春フロアレクチャー ---
出品作家と担当学芸員による年始特別展示解説
1月2日(水)、3日(木)両日午後2時〜、1月4日(金)午後1時〜
「土田ヒロミのニッポン」展関連イベント
「土田ヒロミ対談シリーズ」(仮称)開催決定!
○第1回:1月18日(金)午後6時〜8時 倉石信乃×土田ヒロミ
写真評論家の倉石氏をお迎えし、写真史をベースに土田作品を分析します。
○第2回:2月1日(金)午後6時〜8時 太田治子×土田ヒロミ
美術に造詣の深い作家の太田氏を迎え、作品を見て感じたことや抱いた思いを土田氏にぶつけていただきます。
○第3回:2月8日(金)午後6時〜8時 ピーター・バラカン×土田ヒロミ
70年代から日本在住で、異文化で活躍するバラカン氏に、、土田ヒロミの「ニッポン」と日本文化について掘り下げていただきます。
※募集方法等の詳細は、決まり次第、このホームページ内でお知らせ致します。
■主催:東京都 東京都写真美術館/産経新聞社
■協賛:日鉱金属株式会社/株式会社ニコン/ニコンカメラ販売株式会社/エプソン販売株式会社/
株式会社ポーラ/富士フイルムイメージング株式会社
■後援:サンケイスポーツ/夕刊フジ/フジサンケイビジネスアイ/iza!/SANKEI EXPRESS
◎土田ヒロミ氏の公式ホームページはこちら
→http://www.hiromi-t.com
http://www.syabi.com/details/tuchida.html
土田ヒロミのニッポン展
■会 期:2007年12月15日(土)→ 2008年2月20日(水)
※2007年12月28日(金) 10:00〜18:00
※2008年1月2日(水)〜4日(金)年始特別開館 11:00〜18:00
■休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
■会 場:3階展示室
■料 金:一般 500(400)円/学生 400(320)円/中高生・65歳以上 250(200)円
※1月2日(水)は無料
※( )は20名以上の団体および上記カード会員割引
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※東京都写真美術館友の会会員は無料 ※第3水曜日は65歳以上無料
■Period: December 15,2007 to February 20,2008
■Closed Day:Monday(Tuesday if Monday is a national holiday)
■Venue:Exhibition Gallery, 3F
■Admission:Adults ¥500(400)/College Students ¥400(320)/High School and Junior Hight School Students, Over 65 ¥250(200)
※Admission is free of charge on January 2. ※The figure in parentheses refers to a group discount rate applicable to groups of 20 people or more. ※Admission is free of charge for disabled persons and their caretakers ※Admission is free of charge for members of the Tokyo Metropolitan Museum of Photography. ※Admission is free of charge for persons aged 65 or older on the third Wednesday of each month.
1960年代終わりから写真家として本格的な活動を開始した土田は、日本の土俗的な文化、ヒロシマ、高度経済成長、バブル経済などのテーマを通して、変貌する日本の姿を撮り続けています。土田の視点はつねにユニークで、作品ごとに明確なコンセプトを持ち、日本という国に対する問題意識を実験的ともいえるアプローチで表現してきました。「自己表現」と「徹底的な記録」の両面を行き来することで進化を遂げてきたこの作家の作品からは、社会性と時代性を背後に日本が抱える問題を汲み取ることができます。
この展覧会では東京都写真美術館が重点的にコレクションした土田作品に加え、最新作を含めた約140点で、氏の作家活動の軌跡を一堂に紹介します。混沌とした世相のなか、土田作品は日本と自己の関係を見直す何らかのヒントをくれることでしょう。
--- フロアレクチャー ---
会期中の第2・第4金曜日午後2時より担当学芸員による展示解説を行います。
展覧会チケットをお持ちの上、会場入口にお集まりください。
※12月28日(金)午後2時からのフロアレクチャーは土田氏もゲスト参加
--- 新春フロアレクチャー ---
出品作家と担当学芸員による年始特別展示解説
1月2日(水)、3日(木)両日午後2時〜、1月4日(金)午後1時〜
「土田ヒロミのニッポン」展関連イベント
「土田ヒロミ対談シリーズ」(仮称)開催決定!
○第1回:1月18日(金)午後6時〜8時 倉石信乃×土田ヒロミ
写真評論家の倉石氏をお迎えし、写真史をベースに土田作品を分析します。
○第2回:2月1日(金)午後6時〜8時 太田治子×土田ヒロミ
美術に造詣の深い作家の太田氏を迎え、作品を見て感じたことや抱いた思いを土田氏にぶつけていただきます。
○第3回:2月8日(金)午後6時〜8時 ピーター・バラカン×土田ヒロミ
70年代から日本在住で、異文化で活躍するバラカン氏に、、土田ヒロミの「ニッポン」と日本文化について掘り下げていただきます。
※募集方法等の詳細は、決まり次第、このホームページ内でお知らせ致します。
■主催:東京都 東京都写真美術館/産経新聞社
■協賛:日鉱金属株式会社/株式会社ニコン/ニコンカメラ販売株式会社/エプソン販売株式会社/
株式会社ポーラ/富士フイルムイメージング株式会社
■後援:サンケイスポーツ/夕刊フジ/フジサンケイビジネスアイ/iza!/SANKEI EXPRESS
◎土田ヒロミ氏の公式ホームページはこちら
→http://www.hiromi-t.com
Friday, January 4, 2008
『The Americans』再訪
あけましておめでとうございます。2008年がよい年でありますように。
年末の数日をニューヨークで過ごした。日本で近刊予定のロバート・フランクの写真集『THE AMERICANS, 81 contact sheets』(仮題)のために、写真家ご本人にインタヴューをした。83歳のマエストロは風邪をひいておられたが、長時間にわたりよくお付き合いいただいた。フランク氏は会うと「いまはまっている本」をいつも紹介してくださるが、今回はハイネ(の評伝)を読んでいた。他にパウル・ツェラン。
2008年は、フランクの写真集『The Americans』がフランスで最初に出版されてから50周年に当たる。『THE AMERICANS, 81 contact sheets』(仮題)は記念出版で、その出版元となる邑元舎のHPは次の通り。
http://www1.parkcity.ne.jp/nmoto/
2009年の1月からは、ワシントン・ナショナル・ギャラリーでコンタクト・プリント、ワーク・プリントを用いた個展を開催予定という。また近々、ドイツのシュタイドル社から1959年のアメリカ初版の体裁に基づく新装版『The Americans』が再刊される。少し小ぶりな版型でそれが新鮮だ。Amazonにもすでに載っている。
今年こそ少し時間をかけて、いまなお尽きせぬ魅力をもった写真集『The Americans』を見ていきたいと思う。
年末の数日をニューヨークで過ごした。日本で近刊予定のロバート・フランクの写真集『THE AMERICANS, 81 contact sheets』(仮題)のために、写真家ご本人にインタヴューをした。83歳のマエストロは風邪をひいておられたが、長時間にわたりよくお付き合いいただいた。フランク氏は会うと「いまはまっている本」をいつも紹介してくださるが、今回はハイネ(の評伝)を読んでいた。他にパウル・ツェラン。
2008年は、フランクの写真集『The Americans』がフランスで最初に出版されてから50周年に当たる。『THE AMERICANS, 81 contact sheets』(仮題)は記念出版で、その出版元となる邑元舎のHPは次の通り。
http://www1.parkcity.ne.jp/nmoto/
2009年の1月からは、ワシントン・ナショナル・ギャラリーでコンタクト・プリント、ワーク・プリントを用いた個展を開催予定という。また近々、ドイツのシュタイドル社から1959年のアメリカ初版の体裁に基づく新装版『The Americans』が再刊される。少し小ぶりな版型でそれが新鮮だ。Amazonにもすでに載っている。
今年こそ少し時間をかけて、いまなお尽きせぬ魅力をもった写真集『The Americans』を見ていきたいと思う。
Monday, December 31, 2007
第8回ディジタルコンテンツ学研究会のお知らせ
日時 1月12日(土)午前10時から正午まで
場所 秋葉原ダイビル6F 明治大学サテライトキャンパス
ゲスト ドミニク・チェンさん
ホスト 宮下芳明(DC系専任講師)
「情報プロクロニズムとコモンズの臨界点」
情報共有技術の浸透は、多様な情報の相互伝達を人間の認知限界を超える規模で可能にしています。現在、そこで交わされているのは完成形の情報ですが、状況は生成プロセスを含む情報の共有をも包括しようとしています。
存在と表現の境界はどこまで融合しうるのか? 人間の作為から生まれた情報に自律性は宿るのか? こうした問題を抱えながら展開しているプロジェクトを 紹介したいです。
ドミニク・チェン
1981年、東京生まれ。フランス国籍。フランス理系バカロレア取得後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校[UCLA]Design/Media Arts学科卒業(2003.06)。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了 (2006.03)。 NTT InterCommunication Center [ICC] 研究員(2003.11~)、国際大学GLOCOMリサーチ・アソシエート(2005.02~)を経て現在、東京大学博士課程在籍[日本学術振興会特別研究員] (2006.04~)、NPO法人 Creative Commons Japan理事 (2006.03~)。
2007年+2008年の Ars Electronica Digital Community部門 International Advisory Boardを務める(2007年度、www.dotsub.comを推薦,Award of Distinction受賞).。2007年5月NPO法人Art Initiative Tokyo(AIT)の Making Art Differentコースの集中特別講義『New Media and Digital Politics』を開催(2008年5月も講義予定)。2007年12月、東京都写真美術館にて『文学の触覚』展に舞城王太郎との新しいデジタル文学のかたちを提案する作品を出品。
2001年より《InterCommunication》《美術手帖》《ユリイカ》《10+1》《ARTiT》《Tokyo Art Beat Review》など様々な媒体で可塑性のメディア論を執筆するかたわら、ICCのオープン映像アーカイヴ「HIVE」を設計・構築し、クリエイティブ・コモンズの運動にもC−shirtプロジェクト等、前線で参加してきた。現在はアーティスト・遠藤拓己と共にdividualの構築をおこなうと同時に、情報プロクロニズムと創造性概念の再構築に関する研究に従事。
当日は併せて、参加者とのあいだで活発な質疑応答を期待したいと考えています。関連分野に関心のある方は、どなたでもぜひお気軽にご参加ください。
ダイビルは秋葉原駅電気街口前の高層ビル。すぐわかります。直接エレベーターで6階にお越し下さい。
http://www.meiji.ac.jp/akiba_sc/outline/map.html
場所 秋葉原ダイビル6F 明治大学サテライトキャンパス
ゲスト ドミニク・チェンさん
ホスト 宮下芳明(DC系専任講師)
「情報プロクロニズムとコモンズの臨界点」
情報共有技術の浸透は、多様な情報の相互伝達を人間の認知限界を超える規模で可能にしています。現在、そこで交わされているのは完成形の情報ですが、状況は生成プロセスを含む情報の共有をも包括しようとしています。
存在と表現の境界はどこまで融合しうるのか? 人間の作為から生まれた情報に自律性は宿るのか? こうした問題を抱えながら展開しているプロジェクトを 紹介したいです。
ドミニク・チェン
1981年、東京生まれ。フランス国籍。フランス理系バカロレア取得後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校[UCLA]Design/Media Arts学科卒業(2003.06)。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了 (2006.03)。 NTT InterCommunication Center [ICC] 研究員(2003.11~)、国際大学GLOCOMリサーチ・アソシエート(2005.02~)を経て現在、東京大学博士課程在籍[日本学術振興会特別研究員] (2006.04~)、NPO法人 Creative Commons Japan理事 (2006.03~)。
2007年+2008年の Ars Electronica Digital Community部門 International Advisory Boardを務める(2007年度、www.dotsub.comを推薦,Award of Distinction受賞).。2007年5月NPO法人Art Initiative Tokyo(AIT)の Making Art Differentコースの集中特別講義『New Media and Digital Politics』を開催(2008年5月も講義予定)。2007年12月、東京都写真美術館にて『文学の触覚』展に舞城王太郎との新しいデジタル文学のかたちを提案する作品を出品。
2001年より《InterCommunication》《美術手帖》《ユリイカ》《10+1》《ARTiT》《Tokyo Art Beat Review》など様々な媒体で可塑性のメディア論を執筆するかたわら、ICCのオープン映像アーカイヴ「HIVE」を設計・構築し、クリエイティブ・コモンズの運動にもC−shirtプロジェクト等、前線で参加してきた。現在はアーティスト・遠藤拓己と共にdividualの構築をおこなうと同時に、情報プロクロニズムと創造性概念の再構築に関する研究に従事。
当日は併せて、参加者とのあいだで活発な質疑応答を期待したいと考えています。関連分野に関心のある方は、どなたでもぜひお気軽にご参加ください。
ダイビルは秋葉原駅電気街口前の高層ビル。すぐわかります。直接エレベーターで6階にお越し下さい。
http://www.meiji.ac.jp/akiba_sc/outline/map.html
Sunday, December 23, 2007
写真の1年目へ
12月22日(土)、中京大学アートギャラリー C・スクエアで開催された展覧会「写真0年 沖縄」−名古屋展の最終日、関連シンポジウムに参加するために名古屋に訪れた。この会場は1997年に、私が決定的な衝撃を受けた「日常 中平卓馬の現在」という展覧会のあった場所でもある。中平卓馬の写真がそれまでに見たどの写真にも似ていないことの謎と衝撃から、やがて私は2003年に「中平卓馬 原点復帰−横浜」展をキュレーションするための動機付けの一つを得たことになる。さらにはこの展覧会が、その翌年、那覇市民ギャラリーに巡回されることで、比嘉豊光さんとも出会うことになった。
シンポジウムではキュレーションに関わる部分で那覇会場との差異についてのことが議論となり、中平卓馬の言説を引きながら、比嘉豊光さんから、私の選択した展示方法が比嘉作品をドキュメントではなくクリエーションのために使用しているという意味の認識が示された。それはそうではないのだが、そういわれると反論がとても難しい重要な指摘だった。
名古屋在住の、あるいは関西圏や東京からも関心をもつ特に、研究者・批評家・学芸員の方々が来て下さったことがとても嬉しかった。また中平さんの盟友の一人、高梨豊さんが打ち上げにもずっと加わってくれて有り難いことでした。以下に「名古屋展」の序文または「あいさつ」を再掲しておきたいと思います。
はじめに
「写真0年 沖縄」−名古屋展は、去る10月29日から11月4日まで那覇市民ギャラリーで開催された「写真0年 沖縄」展を再構成したものです。三人の出品作家、沖縄・読谷在住の比嘉豊光、東京在住の浜昇と北島敬三は、1970年代の沖縄で出会い、2002年に那覇市民ギャラリーで行われた、沖縄と他地域の写真家による合同展「琉球烈像」への参加を通じて再会します。そのことが、今回の二つの展覧会「写真0年 沖縄」の開催につながっていきました。
先の沖縄会場では、沖縄の「過去と現在」をめぐる三人のドキュメンタリー的あるいは風景的な提示が、緩やかにかつ時おり鋭角的に連関しましたが、今回の名古屋の展覧会でもそのエッセンスが活かされています。さらに今回は、近年の展示では説明を排して圧倒的な量の写真が壁面に貼付される傾向にあった比嘉豊光の連作「島クトゥバで語る戦世」を横一列に並べて、その一枚一枚の肖像には撮影時に語られた各々の言葉を添えています。加えて新たに北島敬三の連作「PORTRAITS」を出品することにより、名古屋展全体の中で、人間を表象すること、あるいは人間の生と死を表象する写真の営みについても考察を深めたいと考えました。北島の連作「PORTRAITS」、また展示作品の一部として閲覧に供される浜昇による新刊写真集『VACANT LAND 1989』は、いずれも直接には沖縄を撮影した写真ではありませんが、そこに内包される問題意識は「写真0年 沖縄」展と深い絆で結ばれたものです。
沖縄はつねに私たちのまなざしを柔和に抱懐すると同時に、厳しく問いただします。その振幅の度合いにおいて沖縄は、比類なき写真の「磁場」でありつづけています。展覧会の準備と実施に関わった時間の中で私たちは、この沖縄という磁場をいつしか拡大しながら、「沖縄の問い」をどの地域の問いとも分割不可能なものとして認識していきました。同時に、沖縄の中の個別的・現実的な場所とそこに生きる人、そこに死んだ人が、決して一般性に解消されることのない単独の場所・人であることの意味を、他ならぬ写真を媒介に今後とも考えていきたいと願っています。
展示構成 倉石信乃
シンポジウムではキュレーションに関わる部分で那覇会場との差異についてのことが議論となり、中平卓馬の言説を引きながら、比嘉豊光さんから、私の選択した展示方法が比嘉作品をドキュメントではなくクリエーションのために使用しているという意味の認識が示された。それはそうではないのだが、そういわれると反論がとても難しい重要な指摘だった。
名古屋在住の、あるいは関西圏や東京からも関心をもつ特に、研究者・批評家・学芸員の方々が来て下さったことがとても嬉しかった。また中平さんの盟友の一人、高梨豊さんが打ち上げにもずっと加わってくれて有り難いことでした。以下に「名古屋展」の序文または「あいさつ」を再掲しておきたいと思います。
はじめに
「写真0年 沖縄」−名古屋展は、去る10月29日から11月4日まで那覇市民ギャラリーで開催された「写真0年 沖縄」展を再構成したものです。三人の出品作家、沖縄・読谷在住の比嘉豊光、東京在住の浜昇と北島敬三は、1970年代の沖縄で出会い、2002年に那覇市民ギャラリーで行われた、沖縄と他地域の写真家による合同展「琉球烈像」への参加を通じて再会します。そのことが、今回の二つの展覧会「写真0年 沖縄」の開催につながっていきました。
先の沖縄会場では、沖縄の「過去と現在」をめぐる三人のドキュメンタリー的あるいは風景的な提示が、緩やかにかつ時おり鋭角的に連関しましたが、今回の名古屋の展覧会でもそのエッセンスが活かされています。さらに今回は、近年の展示では説明を排して圧倒的な量の写真が壁面に貼付される傾向にあった比嘉豊光の連作「島クトゥバで語る戦世」を横一列に並べて、その一枚一枚の肖像には撮影時に語られた各々の言葉を添えています。加えて新たに北島敬三の連作「PORTRAITS」を出品することにより、名古屋展全体の中で、人間を表象すること、あるいは人間の生と死を表象する写真の営みについても考察を深めたいと考えました。北島の連作「PORTRAITS」、また展示作品の一部として閲覧に供される浜昇による新刊写真集『VACANT LAND 1989』は、いずれも直接には沖縄を撮影した写真ではありませんが、そこに内包される問題意識は「写真0年 沖縄」展と深い絆で結ばれたものです。
沖縄はつねに私たちのまなざしを柔和に抱懐すると同時に、厳しく問いただします。その振幅の度合いにおいて沖縄は、比類なき写真の「磁場」でありつづけています。展覧会の準備と実施に関わった時間の中で私たちは、この沖縄という磁場をいつしか拡大しながら、「沖縄の問い」をどの地域の問いとも分割不可能なものとして認識していきました。同時に、沖縄の中の個別的・現実的な場所とそこに生きる人、そこに死んだ人が、決して一般性に解消されることのない単独の場所・人であることの意味を、他ならぬ写真を媒介に今後とも考えていきたいと願っています。
展示構成 倉石信乃
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