Thursday, November 25, 2021

展覧会図録「東日本大震災10年 あかし testaments」

 

青森開催中の展覧会「東日本大震災10年 あかし testaments」の図録が刊行されました。二つのテクストを寄稿しました。

「取り戻しに行くこと」、青森県立美術館監修『東日本大震災10年 あかし testaments』インスクリプト編・刊、2021年、42-45頁。【英訳: "The Attempt to Restore," translated by John Junkerman, 10th Anniversary of The Great East Japan Earthquake: AKASHI testaments (INSCRIPT, 2021), 46-48.】

「言葉、声、息—山城知佳子《バーチャル継承》(記録写真より)《あなたの声は私の喉を通った》《沈む声、紅い息》」同書、204-210頁。【英訳: "Words, Voice, Breath: On Yamashiro Chikako's Virtual Inheritance, Your Voice Came Out Through My Throat, and Sinking Voices, Red Breath," translated by John Junkerman, Ibid, 211-216.】

去る21日(日)北島敬三さんを囲むトークイベントが青森県立美術館で開催され、参加しました。 翌日の青森市街。山と空が高い。






Tuesday, November 23, 2021

遠藤祐輔『Post Decisive Moment』

 


遠藤祐輔さんの新しい写真集『Post Decisive Moment』に小文を寄稿しました。

「写真、その可能性の残滓に」、遠藤祐輔『Post Decisive Moment』paper company、2021年、66頁。【英訳: Shino Kuraishi, "Photographs, the remnants of possibility," translated by Sun Peiai, Yusuke Endo, Post Decisive Moment(paper company, 2021), 66.】

https://kakeru-okada.stores.jp/items/6185245f6b6d190e74ca7d94

同名の展覧会が開催中です。

https://www.igpg.jp


Thursday, November 18, 2021

北海道と写真のつらなり

2019年2月に長万部町で開催された、標題のフォーラムの記録集が刊行されました。私も少しパネルに参加しています。故郷長万部町を拠点に、北海道の自然と文化の観察・研究に日々余念のない、中村絵美さんを中心とする北海道開拓写真研究協議会の労作です。

大下智一・大友真志・倉石信乃・中村絵美「第二部 パネルディスカッション 北海道・歴史・写真を捉え直す」、中村絵美(企画設計・編集代表)『北海道と写真のつらなり 第二回フォーラム記録集』北海道開拓写真研究協議会、2021年11月、23-33頁。

Friday, November 5, 2021

日本映像学会写真研究会 第7回研究発表会

 11月7日(日)日本映像学会写真研究会 第7回研究発表会がオンラインで開催されます。事前登録制で、締切は11月6日(土)12時です。

関心のある方はぜひご参加下さい!

https://sites.google.com/site/jasiasshaken/

Saturday, October 16, 2021

動画配信 東川賞受賞作家フォーラム

8月1日に行われた東川賞受賞作家フォーラムの動画が12月31日まで配信されています。

莫毅氏、瀬戸正人氏、白石ちえこ氏とのトークに参加しました。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLizAwKF12r515DjFHj4C9yo81CR_me8Dm 

Saturday, October 9, 2021

動画配信「肖像写真とスナップショット」

先日横浜市民ギャラリーで行われた田代一倫さんとの対談の動画が配信されました。11月30日までの公開です。

https://www.youtube.com/watch?v=HIAkv5lGxZQ

Wednesday, October 6, 2021

展覧会「あかしtestaments」青森県立美術館


 週末の10月9日から青森県立美術館ではじまる展覧会「東日本大震災10年 あかしtestaments」を李静和さん、高橋しげみさんと企画しました。

http://www.aomori-museum.jp/ja/exhibition/20211009/

https://bijutsutecho.com/magazine/news/promotion/24722

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キュレーターからのメッセージ

かつて生じたことで、歴史にとって、失われたと見なされるものは何ひとつない

― ヴァルター・ベンヤミン/『歴史の概念について』

東日本大震災から10年。甚大な被害をもたらしたあの災禍以降、被災地においては、将来の災害に備える社会基盤が次々と整えられ、被害の教訓を後世へ伝える数々の伝承施設が建設され、さらには「復興」を祝うイベントが開催されてきました。しかし、これらが達成される過程で、私たちは時に、被災地の現場からの声がかき消されてゆくのを目にすることになりました。震災という出来事は、一方で、まさにそのような「小さな声」に耳を傾けることの重要性を教えるものではなかったでしょうか。

周年記念日から半年以上を経た今、「東日本大震災10年」という言葉が既にどこか時機を逸したように響くほど、刻一刻とあの出来事が遠のいていく中で、封じ込められた叫びを知る私たちが、それらを救い出すために何ができるのか。このことを考えるために、4人のアーティストを招きました。北島敬三、コ・スンウク、豊島重之、山城知佳子。時代の趨勢から取りこぼされてゆくものに目を向けてきた彼らは、その姿勢の一貫性と純度において稀有なアーティストたちです。彼らの写真、映像、インスタレーションが、縄文時代の鼓動を伝える青森県立美術館の空間に広がる時、その作品の連鎖がともす「灯(あかし)」は、「小さな声」の「証(あかし)」となることでしょう。そしてその中に、私たちは一瞬目にするかもしれません。かつて生じたことを、何ひとつ失うことのないあの<歴史>の姿を。

(キュレーター: 李静和、倉石信乃、高橋しげみ)

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展覧会は来年1月23日まで。遠方にお住まいの方も、もし何か機会がありましたら、お出かけいただければ幸いです。