現在発売中の『舞台芸術』(特集=太田省吾の仕事−未来への応答)第13号に、「失楽園再訪−太田省吾『乗合自動車の上の九つの情景』を読む」(62-72頁)を寄稿しました。昨年亡くなった劇作家・演出家の太田省吾の「戯曲」のなかでも、最初期の作品について書いたものです。「乗合自動車の上の九つの情景」は、後にユニークな「沈黙劇」を作っていった太田省吾の原点の一つに、折しも返還直前の「沖縄」への強い想いがあったことを示す作品です。
私が継続的に近年、演劇のカンパニーARICAで上演のためのテクストを書いているきっかけには、80年代に集中して見た太田省吾率いる転形劇場の作品から受けた強い衝撃があります。当時のいわゆる小劇場ブームにはあまり乗れませんでしたが、太田省吾と転形劇場の素晴らしい役者たちの作り上げる舞台には、演劇は苦手なはずなのに実際のめり込んでいきました。今回彼の演劇論集をまとめて読んでみて、極めてポレミックなことに驚きました。
Thursday, April 10, 2008
Wednesday, April 9, 2008
ディジタルコンテンツ系のスタート
きょうは、この4月にスタートする明治大学大学院理工学研究科ディジタルコンテンツ系(修士課程)の学生諸君13名、専任で指導に当たる管啓次郎さん、宮下芳明さんとともに、日頃使用することになる共同研究室に机、椅子、機材を急ぎ整え、最初の本格的なミーティング。それぞれが長く自己紹介と質疑応答を行なった。途中、生田の中華料理店に移動してミーティングは続いた。なかなか個性的な顔ぶれが揃った。これまでとはカルチャーの違う、新しい仲間たちとの出会いをうまく活かして、面白い研究と実践を重ねて行ければいい。私も便乗して新しい何かを制作するためのスキルを習得したいと思う。
Saturday, March 22, 2008
スナップショットの現在
『日本カメラ』2008年4月号の北島敬三さんの連載「SNAPSHOTS」最終回の余白に、「スナップショット・ポリティクス」(94-95頁)というタイトルの文章を寄稿しました。カメラの機動性が重視され始めた頃から登場したこの技法は、携帯カメラ、デシカメの普及したいまも盛んといえますが、反面、ストリートの真実を暴露するようなかつての生々しい衝撃力が希薄になっています。北島さんの連載は、現在の写真が喪ったものを明確に想起させる、とても挑発的な仕事でした。いま北島さんは新宿のphotographers'galleryで個展「PORTRAITS 1992-2007」を4月30日(水)まで開催中で、こちらも必見です。
http://www.pg-web.net/home/current/current.html
http://www.pg-web.net/home/current/current.html
Wednesday, February 27, 2008
不可能コンテンツの挑戦
3月5日(水)、「アキバテクノクラブ」のイベントに合わせて、秋葉原駅・電気街口を出てすぐにあるダイビル6階の明治大学サテライトキャンパスでは、大学院理工学研究科新領域創造専攻のシンポジウムを三本立てで行ないます。
http://www.dc-meiji.jp/akiba/
安全学系、数理ビジネス系に続いて、私たちのディジタルコンテンツ系のシンポジウム「不可能コンテンツの挑戦」は、15:00から始まります。
「不可能コンテンツの挑戦」とは面白いテーマだと思います。例えばアートとの関連に限っても、かつてのエッシャーの版画のようなヴィジョンから、いま構想されている「コンテンツ」がどれだけ遠くに来ているのか、など新しい知見に触れることも出来そうだし、色々なヒントが得られそうです。ぜひ見に来ていただければと思います。
http://www.dc-meiji.jp/akiba/
安全学系、数理ビジネス系に続いて、私たちのディジタルコンテンツ系のシンポジウム「不可能コンテンツの挑戦」は、15:00から始まります。
「不可能コンテンツの挑戦」とは面白いテーマだと思います。例えばアートとの関連に限っても、かつてのエッシャーの版画のようなヴィジョンから、いま構想されている「コンテンツ」がどれだけ遠くに来ているのか、など新しい知見に触れることも出来そうだし、色々なヒントが得られそうです。ぜひ見に来ていただければと思います。
Sunday, February 24, 2008
写真ゲーム
3月8日(土)午後3時から、川崎市市民ミュージアムで開催中の展覧会「写真ゲーム」の関連イベント「ミニ・トーク」でお話しをすることになりました。30分ほどの短い時間です。
http://www.kawasaki-museum.jp/magazine/blog/exv/cat1/blog/383.html
川崎市市民ミュージアム http://www.kawasaki-museum.jp/
11人の写真家・アーティストが参加するこの企画展は、市民ミュージアムが長年開催してきた「現代写真の母型」のシリーズの一環です。このシリーズ展は、現代写真もしくは美術を考えるのに必要な見取り図を与えてくれる機会となってきました。写真と事実との結びつきを重視するなら、今回のテーマ「写真ゲーム」は挑発的なものに映ります。ゲームに必要なものはいつもルールとマナーだから、どのような新しいものが見られるか楽しみです。
http://www.kawasaki-museum.jp/magazine/blog/exv/cat1/blog/383.html
川崎市市民ミュージアム http://www.kawasaki-museum.jp/
11人の写真家・アーティストが参加するこの企画展は、市民ミュージアムが長年開催してきた「現代写真の母型」のシリーズの一環です。このシリーズ展は、現代写真もしくは美術を考えるのに必要な見取り図を与えてくれる機会となってきました。写真と事実との結びつきを重視するなら、今回のテーマ「写真ゲーム」は挑発的なものに映ります。ゲームに必要なものはいつもルールとマナーだから、どのような新しいものが見られるか楽しみです。
Thursday, February 21, 2008
展覧会レビュー/桜へ
現在発売中の『アサヒカメラ』3月号に、「展評'08 「土田ヒロミのニッポン」展」(190-191頁)を寄稿しました。先日東京都写真美術館で土田さんとの公開トークに参加したことが書くに当たって参考になりました。ちなみに『アサヒカメラ』の特集はこの時期恒例の「桜」。リー・フリードランダーの桜と大森克己の桜の間には関連もあるけれど、やはり断絶のようなものがあるように感じます。今年の大岡川沿いの桜をこの目で確かめれば何か判るかもしれない。きょう隣家の梅が咲いて鶯が二羽とまっていたから、それはもうすぐ。
Sunday, February 17, 2008
東京芸術見本市2008
私の参加しているシアター・ユニットARICAが、東京芸術見本市2008(主催: 文化庁)のインターナショナル・ショーケースで短い作品「KIOSK Woman」を以下のとおり上演することになりましたので、お知らせします。
3月7日(金)16:30〜(予定) 恵比寿ザ・ガーデンルーム
東京芸術見本市2008 http://www.tpam.or.jp/japanese/inter.html
ARICA公式HP http://www.aricatheatercompany.com/
世界中の至るところにある、最小限のものを置いて売る店に着目した作品です。
3月7日(金)16:30〜(予定) 恵比寿ザ・ガーデンルーム
東京芸術見本市2008 http://www.tpam.or.jp/japanese/inter.html
ARICA公式HP http://www.aricatheatercompany.com/
世界中の至るところにある、最小限のものを置いて売る店に着目した作品です。
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